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ハセベケンが構想した、シブヤ大学が9月、スタートを切った。渋谷全体をキャンパスに、いろいろな人が先生になって講義をしたりワークショップをしたり、部活をしたり。これからどんどん充実していくだろうシブヤ大学の、発起人の一人に吉本興業の執行役員、竹中功さんがいる。竹中さんはいま、宇田川町に造った「ヨシモト∞ホール」の制作営業を統括されている。
ハセベ
なんで渋谷を選んだんですか?
竹中
エネルギー、パワーがある場所でやりたかったんですよ。5年前に新宿はルミネに劇場を持つことができて、5年たってお金を払って笑いを買ってもらうというビジネスがやっと根付いたと思います。東京の人には関西メイドの笑いをお金を払って買うというのは不慣れだったと思うんです。で、いまは劇場とテレビだけじゃなく携帯、ネットなど笑いに触れる機会が増えましたね。ですから、それ以外にタレントを育てる笑いの生産工場がほしくなってきた。もちろん劇場でも、大物のタレントさんでも常に勝負して命はって成長し続けているんですよ。毎日が成長する場。ライブはそういうものです。でもまた劇場とは違う場がほしかった。渋谷にはいろいろな人が集まってくるから、笑いを育ててもらえる場所だと思ったんです。劇場じゃなくてホールと名づけて、そして無料にしました。
ハセベ
そこに驚きましたね。え、吉本って、タダなのって。
竹中
テレビと劇場しかない時代だったら、劇場はきちんとお金をとって、そこで作ったコンテンツをテレビ局に売って、というビジネスモデルしかなかったと思います。でも今はブロードバンド、モバイルなどたくさんのチャンネルができてきた。即座に、安価に、面白い笑いを数多く、作り出さなくてはならない時代になったんですよ。興行でお金をとってやるよりも、よりスピーディに手軽に笑いを作る場が必要になってきた。
ハセベ
タダでやることで、もっと新しい笑いが生まれる機会が増えるわけですね。
竹中
そうですね。ここで作ったコンテンツをモバイル配信やDVDやで利益を上げていくというようなモデルです。
ハセベ
シブヤ大学にもホールを使わせていただいています。
竹中
この間も2コマやりました、授業。満杯じゃなかったけどそれぞれ200人くらい入っていました。ほぼ全員がこのホールはじめてきました、ということでしたから、ぼくらにしてみればそういう人たちと出会えるチャンスでもあるんですよ。「オオカミ少年」といううちの芸人を授業のときにMCで使ってもらったわけですけど、彼らはその延べ400人くらいの人たちに覚えてもらえたわけじゃないですか。彼らもう勝手にシブヤ大学の応援団ですって名乗ってますからね。
ハセベ
そうやっていい掛け算していくというのが大事ですよね。
竹中
渋谷は、利益と関係なしに遊べてる部分もありますね。ミクシィみたいなもので109の前に集まって鬼ごっこしましょうって呼びかければまったく利益にならないけど100人でも集まってくるわけじゃないですか。ファッションクリエイターとかストリートミュージシャンとか、お金儲けができてるかどうかは別として、成長しようとしている若い人が多いですよね。ニート、ニートというけれど、彼らに何かいい動機を与えれば日本国の戦力に必ずなっていくと思うんですよ。何か前向きな動機がね。そうするとある日渋谷の街が大きく変わっていくと思うんですよ。もちろんエコということもありますよね。うるさいオッサンが怒るのも大事だし。コミュニケーションの頻度が高いのはいいですよね。
ハセベ
リアルなコミュニティってやっぱりみんなが求めていると思うんですよね。バーチャル社会っていうけれどね。リアルなミクシィってイメージでシブヤ大学にしてもグリーンバードにしても考えているんですよね。
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ヨシモト∞ホールでは、なんと365日毎日5時間の生ライブ「ヨシモト∞」を実施している。曜日ごとに変わる企画や、観覧方法についてはウェブサイトをチェック!
●ヨシモト∞ホール
東京都渋谷区宇田川町31-2渋谷ビーム内 ヨシモト∞ホール
tel.03-5728-8880(受付時間 12:00〜19:00) |
竹中
デジタルが発達しているおかげでコミュニケーション下手な人は増えていますけどね。うまく挨拶しないとか。まあ大阪のおばさんは挨拶しすぎですけどね。若い子ら同士は下手になってるけど、意外にそうでもない、ちゃんとしてる部分もありますね。
ハセベ
そういう部分が渋谷の街で発見できるようになればいいんですよね。ゴミ拾いでもそうですけど、押し付けてもダメだけれど、お笑いの場でコミュニケーションがもてれば違いますよね。
竹中
そうですね。お笑いというのはコミュニケーションのビジネスですからね。人の声が溢れて笑い声が溢れている場というのはいいですね。
ハセベ
お笑いみたいなコミュニケーションがみんなができるようになるといいですよね。お年寄りや子供に漫才を教えるとか、いろいろやりようがありますよね。
竹中
前にアンケートをとったら中学生、高校生が一番入ってみたい部活は「お笑い部」だったんですよ。まあお笑いは難しいですけれどね、教えるのは。
ハセベ
シブヤ大学の部活、お笑い部、いいですねえ。ぜひやりましょうよ。
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