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菊池:
いやー大変でした!
飛び切りのお天気の日、というかすごく暑い日でした。原宿表参道の定例の朝そうじにはじめて参加した菊池麻衣子さんには、いきなりの試練だったかもしれません。2時間におよぶそうじを終えて、green
birdの事務所で一息ついてお茶を飲んで、対談開始。
菊池:
1時間でだいぶ疲れちゃいました。一生懸命拾って帰ってくる道に、また新たに吸い殻とかが捨てられてるの見ると、腹が立ちますねえ。
ハセベケンもうなずきます。
ハセベ:
そうなんですよね、とにかく捨てる人がいなければゴミは出ないわけだから。じっさい、ゴミ拾いを1回やると捨てなくなるんですよね。ぼくだって、昔、子供のころに家の前そうじしなさい、って言われたらいやいややってた口でしたけど、一度意識し出せば、ポイ捨てはできなくなりますよね。
菊池:
また拾いにくいところに、捨てられてますよね。
ハセベ:
そうそう、それは、やっぱり悪いことだってわかってるからコソコソやってるわけですよね。
菊池:
でも、なかなかボランティアで、何のインセンティヴもなしに、というのは難しくないですか?
ハセベ:
罰則規定を作る自治体も増えているけど、そういうふうに規則やインセンティヴがないとやらないというのは本来は違うと思うんですよ。もちろん、ぼくたちはいろいろみんなが参加しやすいようにいつも新しいことや楽しいことを考えてるんですけどね。そういう工夫をして、みんなが自発的に参加してくれると嬉しいなと思ってるんです。
菊池:
なるほど。今日もけっこうたくさんの人が来てましたよね。
ハセベ:
商店会の人やぼくたちの仲間はもちろん、いろいろな人がホームページ見たりして来てくれるようになってきましたね。いま、ボランティアには参加してみたいな、という流れが若い人の間には確実にできてきてると思うんですよ。
菊池:
昨年、テレビ番組の収録でニュージーランドに行ってきたんです。テーマは自然の保護と、自然との共存でした。ニュージーランドの人たちは、みんながあたりまえに、自然を保護するライフスタイルを持っていることに驚きました。それが生まれつきあたりまえのこと、当然でしょ、というふうになってるんですね。
ハセベ:
それが理想なんですよね。まだまだ日本では、面倒くさいことを仕方なくやるという雰囲気が残ってるところがありますね。
菊池:
ニュージーランドは違うんですよね。自然を身近なものとしてちゃんと愛しているという感じがします。その番組では、自然を人間が汚さなかった昔の状態に戻そうという運動について取り上げたんですが、これが半端じゃないんです。すでに絶滅してしまった動物や植物もいるのですが、絶滅の危機に瀕している飛べない鳥、キウイなどを守るために、人間たちが外部から持ち込んだフェレットやねずみを1匹残らず殺さなくてはならなかったりする。共存した状態で太古の自然を復活させるのは可能かどうか? 相当に難しいように思いました。だからこそ、自然を守ることを真剣に考えるべきだなとも。
ハセベ:
そういう意味では教育がすごく大事だと思ってるんですよ。自分の母校の神宮前小学校の総合的な学習のプログラムにゴミ拾いを取り入れたり、いろいろと活動をしているのですが、やっぱり子供のころにしっかりとおぼえたことは忘れないですよね。
菊池:
確かに、ニュージーランドの人たちの「身についた」自然保護の意識も、やっぱりちゃんとした教育、それは学校だけとか、家庭だけではない、社会全体がやっている教育の賜物なんでしょう。
菊池さんは犬を2匹飼っていらっしゃるそうです。そして、ペットと共存するのがやや難しい東京に住み、その問題も考えることが多いそうです。
菊池:
ずっと飼っていて、いまは2匹います。やっぱり散歩をさせる場所が少ないとか、ありますよね。飼い主の側も糞の始末とかちゃんとやらなかったり。野良犬はさすがに東京では見かけませんが、野良猫の問題とか、おおきいですよね。
ハセベ:
ぼくも、区議会でドッグランを実現させるようにいろいろと努力しているんですが難しい問題が多いようです。でも解決できないわけがないんですよね。いろいろなセクションの人たちがあと一歩、踏み込んでくれれば実現するのに。ちょっともどかしいところもあります。ということもあって、実はもう一つNPOを作るんです。その名も『ジェントルワン』。
菊池:
わあいいですねえ。応援しますよ。
ハセベ:
わかりやすいでしょう?難しすぎるといって、難しがってると、なんだかわからなくなっちゃうじゃないですか。好きなことをする。かっこいいことをする。基本はそこでいいと思うんです。ペットを愛して、ペットと共に生きることだって、美しい街を愛して、ゴミを捨てずに時には拾って回ることだって、かっこいいと思うからこそ、誰にも言われずやる。
菊池:
そうですねえ、好きに理由はいらないですもんね。誰かを好きになるときだって、理由なんかないじゃないですか!(笑)
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