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府中にある、武蔵野ビール工場。そこでのエコな取り組みがハンパじゃないと聞いた「green
bird」と編集部は工場見学に。ハセベケンははしゃぐ社会科見学の学生のようだ。
ハセベ:
やっぱり工場っていうと、わくわくしちゃいますよね。
坪松:
このビール工場は、設立して41年。3万坪の敷地に350人ほどが働いています。
ハセベに今回、サントリーの取り組みについて話をしてくれるのは、コーポレートコミュニケーション本部長の坪松博之氏だ。
坪松:
まずはビールの材料ですが、丹沢水系の水、そして選りすぐれられた二条大麦とホップという自然の材料。それに酵母を加えてつくられるモルツ。その製造過程でも、「ごみゼロ」を目指してさまざまな工夫がなされています。その結果、ゴミとして捨てられたらそれまでである廃棄物も、無駄なくリサイクルされています。麦芽のカスは牛の餌に、発行の過程で出る炭酸ガスもベンダー用などに使っています。使用済みの酵母も、健康食品や資料としてしっかりと使っていますし、余剰汚泥は有機肥料となって群馬県昭和村の農場で使われています。
ハセベ:
その農場で作られている野菜を関連会社のダイナックのレストランで使っているわけですね。なるほど。
坪松:
工場で使っている制服や衛生帽も、ペットボトルをリサイクルして作られた繊維を使ったものです。工場の一部には瓶を再生したタイルも使われています。トイレットペーパーもリサイクル品です。
ハセベ:
36種類にゴミを分別しているんですか!
坪松:
工場内の80か所にごみ分別ボックスがあり、ゴミの分化は35種類ブラス、分類がわからないもの用の「お助け」ボックスの36種類です。「混ぜればゴミ、分ければ資源」というキーワードのもと、ゴミ分別としては究極ともいえる方法を取っています。ゴミ回収ラベルがそれぞれがに貼られ、種類と責任者の名前が書かれ、責任の所在や出所などがはっきりしていることで徹底した分別が実現できます。ゴミは「エコステーション」という集積場に集められ、リサイクルのためにそれぞれの行き先へ輸送されていくわけです。
もともと私たちの商品は、自然のめぐみからつくられています。環境にしっかり対応することが大事だという仕組みになっているわけです。この武蔵野ビール工場も、『エコ・ブルワリー』を自任して、ごみゼロなど環境への従業員の意識は非常に高いです。
ハセベ:
工場全体が本当に高い意識でがんばっているというのは肌で感じますし、分別したあとのゴミが何になる、というのがはっきり書かれているのに感心しました。みなさんが着ている制服もリサイクル品であることがすぐわかるようになっている。エコプロダクツが身近にあって使われていることを実感できますよね。やっぱり実感を作ることが大事だと思うんですよ。渋谷区でも、小学校にコンポストを作って堆肥を作って、それが使われている農園に子どもたちを連れて行ったりしているんですが、そうすると、もう目の色が変わりますね。ああ、あれはこういう風に作物になるんだ、って。
坪松:
環境に対してはできることをできるだけやっていくつもりです。この工場にしても、リサイクルだけじゃなく、子ジェネレーションシステムを導入して省エネをはかるなど、努力を続けています。ただ、やはり一企業ができることは限られていますからね。その意味からも外部の方々と協力していくことも大切だと考えています。「green
bird」の活動にもご協力させていただいてますが、もっとNPOのような団体が、企業と社会の接着剤になってもらいたいなと思います。「green
bird」は表参道という拠点を持っているので、主張がわかりやすいですね。具体的な活動を通してエコな社会を実現していこう、という。大切なのは広告やスローガンではなく、実際に何をするかだと思います。水と生きる会社としてのサントリーの意識を、社員の一人一人が持ってそれが企業の意識になっていく。実際に工場が非常に環境に配慮したものとなっていくし、商品もそうした意識は反映される。商品ありきでのエコ、というのをサントリーは考えていきたいですね。
ハセベ:
そういう意味では、この見学ツアーは、いろいろな意味で社会に対していいアピールとなっていますね。
坪松:
そうなんですよ。この武蔵野ビール工場をはじめ、サントリーの工場には年間100万人がいらっしゃるわけです。それは一つの大切なメディアですよ。
エコに無意識な人たちが、エコに意識的な企業をつくり、エコ・ブルワリーを日々運営しビールをつくり出す。そしてそのプロセルを外に向けて生で公開する。工場そのものが、エコを発信するメディアである。なるほど、これこそまさに説得力のある企業のエコ活動。ごちそうになったザ・プレミアム・モルツの心地良い酔いにちょっとばかり顔を赤く染めたハセベケンとソトコト編集部は、深く納得したのでした。
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