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横浜市緑区にある、森村学園。幼稚園から高等部までが同じ敷地にある私立の学校だ。今回、ハセベケンは中等部の3年生へ50分の授業を依頼されたのだ。生徒たちは事前に「ソトコト」のこのページのバックナンバーや、ハセベケン、「green
bird」のホームページなどを見て予習。授業のはじまる前、会場のセッティングと打ち合わせをしているときに担当の市川朋美先生に生徒たちからのメッセージを手渡される。
[「green bird」のHPを見て、「ゴミのポイ捨てはカッコ悪いぜ!」という言葉に感動しました。当たり前のことを当たり前に言う。これがいいと思いました]
[街をキレイにすることで人のゴミのポイ捨てに対するキモチが変わるから、その事をもっと広めればもっと日本全体が変わると思った]
「あーずいぶん真面目に考えてるんだ」。感心しながらハセベ、緊張が高まる。180人の中学三年生たち、真面目な生徒が多い印象。ハセベケンはまず、プロジェクターを使って「green
bird」の活動について、20分ほどのプレゼンテーションを行う。相手が中学三年生ということで、わかりやすさを心がけ言葉を選ぶ。そして質問のコーナー。「集めたゴミはどうやって処理するんですか?」という質問者には、「green
bird」の缶バッジが進呈された。ちゃんと集めたゴミの行方に注目するのは素晴らしいこと。ゴミは無料で処理できるわけではないので、表参道でのゴミ拾いの場合には、商店会が、渋谷駅前付近で広範囲にやったときには渋谷区が、それぞれ協力してくれたことを説明。
「ポイ捨てということがすごくカッコ悪いということに気がついてる人が随分増えてきたと思うんですよ。ずっとものの豊かさを日本は追いつづけてきたのだけれど、最近ちょっと違うんじゃないかという価値観になってきた。スローライフとか、スローフードとか、そういうのが流行ってきている。なにがカッコイイか、って大事だと思うんです。最初は照れくさいと思うんですけど、みんなにもぜひ積極的にやっていってほしいし、みんなが少しでも優しくなれたらずいぶん変わると思う。バリアフリーとか言われているけど、段差をなくしたからバリアフリー、というのもちょっと違う気がする。段差があるところを近くにいるみんなが手伝ってあげる、ちょっと親切にする。シルバーシートってのも違うと思う。電車のシートはいってみれば全部シルバーシートで、立ってるのが辛そうな人やお年寄りの方には席を譲ってあげるって当たり前のことだと思うんです。みんなが当たり前のことを当たり前にしたらいいんじゃないか。『green
bird』はそのための一つのスイッチになればいいと思ってるんです」。
というハセベの話に対して、「何が当たり前のことなのか、基準がわからない」という質問をしてきた生徒がいた。ハセベはギクリとしたという。当たり前が何かすらわからないということが、実際ありえるのではないか。生徒の真面目さが、そこのところをストレートに見据えている。
50分の授業はあっという間に終わった。ハセベは果たして伝わったのかどうか、はっきり分からなかったが、中学三年生相手に話をすることの難しさ、だからこその大切さを肌で感じた。彼らへメッセージを投げかけることから逃げちゃいけない。自分の足元をしっかりと確認しなおすためにも。そして、短い授業時間中にはかえってこなかったリアクションが、メールでハセベのもとに当日の夕方から早速とどきはじめた。
[なんか、すっごく「green bird」ってカッコイイんですねッ(^O^)オシャレなカンジがして、すっごく興味がわきました☆ 私も「green
bird」に入って活動したいんですけど、私の家から原宿とか表参道って遠いからなかなか。(´〜`;)]
[とても面白くていい経験になりました。 最初、「ポイ捨てをやめよう!」なんて偽善者ぶってるって思ってました。けど、ハセベさんのお話を聞いていて、「あぁ、この人は「green
bird」の活動を楽しみながらやっているんだな」って気づきましたっ!]
そして市川先生からもメールがきた。
[あの後、教室に戻ってからいろんな生徒から反響がありました。マジメというよりもちょっとヤンチャなタイプの男子生徒からの反響が多かったのは、正直びっくりしました。「ハセベさんと少人数または一対一でもっと話をしてみたーい」「表参道にみんなで行こう」「green
bird長津田支部を自分たちで作って、学校周辺のごみ拾いをしようよ。それを文化祭で活動報告してPRするのもいいと思う」「ストレートでわかりやすくて、しかも親しみやすい人で驚いた」などなど。彼らの心に響くものは確実にあったようです]
ハセベは、[また行きます!!]というメールを書いた。「green bird」のスイッチは、いろいろなところで確実にONになってきている。
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