volume 84 (『ソトコト』 2010年10月号掲載)
今回の対談のお相手は、モデルのSHIHOさん。
なんとSHIHOさんがチャリティサーフィン大会を主催して、グリーンバードを支援することに!そこでSHIHOさんに、大会と自然への想いを語っていただきました!

 8月1日(日)に千葉県・釣ケ崎海岸志田下ポイントにてチャリティサーフィン大会「greenbird cup ONENESS! with the ocean」が開催された。これは、モデルのSHIHOさんが立ち上げたチャリティプロジェクトチーム「ONENESS! project」によるもの。今回はファンドレイジングを目的として「greenbird cup」を開催。収益金がグリーンバードに寄付された。当日は天候も波もよく、まさに最高のサーフィン日和。大会には150名以上が出場し、決勝戦の前にはプロによるエキシビションも行われた。決勝戦後は出場者・関係者・応援に来た人などみんなで一緒にビーチクリーンを実施。海を愛し、自然に感謝する気持ちを持った人がたくさん集まり、大いに盛り上がった今大会。SHIHOさんに今のお気持ちをお聞きしました!

ハセベ
今回はいろいろとご支援いただきありがとうございます! そしてとってもいい天気ですね、本当によかった!
SHIHO
そうなんですよ〜。波と天気が最高! 本当に嬉しい!
ハセベ
もともとSHIHOさんとの出会いは、1年前くらいにSHIHOさんのテレビ番組に僕が出させてもらったことがきっかけ。そしたら翌日にグリーンバードの掃除に来てくれたんですよね。
SHIHO
以前からボランティアに興味あったのですが、何をしたらいいのかがわからなくて。それで、参加させてもらったんです。
ハセベ
でも今回みたいに主催者が収益を寄付してくれるイベントって、日本ではあまり聞かないよね。欧米などではセレブが行うチャリティパーティとかファンドレイジングパーティとかよく聞くけど、日本にはそういう文化がほとんどない。今回はどうしてこのような大会を?
SHIHO
最初は「JustGiving Japan」というチャリティサイトの方と知り合ったのがきっかけだったんです。「Just Giving」というのは、入会した人が何かに挑戦して、一般のサポーターがそれを応援して寄付する、というしくみなんですけど。もともとチャリティにも興味があったんだけれど、何から始めていいかわからなかったから、これをきっかけにわたしも何かに挑戦してみようかな、と思って。それなら大好きなサーフィンで何かをしたい! でも、ただ自分で「サーフィン大会に出ます」だけではつまらないから大会を主催しようと。それで、今年3月くらいから、海を通して知り合った仲間8人を主要スタッフとして準備をはじめたんです。

地球に恩返しする。

ハセベ
本当に自分たちの力だけで開催しちゃったからすごいよね。大会前なんか、SHIHOさんから「ゴミ箱ってどうやって準備すればいいんですか〜! ?」とか電話がかかってきたり。ああ、本当に自分たちで準備してるんだなあと(笑)。
SHIHO
私はいつもオファーされてイベントに参加していたんですが、今回はオファーする側で勉強することばかりでした。イベントの裏にはこんなに大変な準備があったんだ! と知ることができた。もう、わからないことが多すぎて、協力してくれる人がいないとダメだったと思います。
ハセベ
でも無事に大会が迎えられて本当によかったね! こういうファンドレイジングってまだ日本で馴染みが薄いから、やはり誰かが率先して旗を揚げないと。SHIHOさんの揚げた旗はデカイと思うよ!
SHIHO
やっぱりみんな社会貢献をしたい気持ちは持ってるけど、参加の仕方がわからない人が多いんだと思います。今回、「こういうのに出てみたかったんです」とエントリーしてくれる人もいて。やれば人が集まることがわかって、嬉しかったです。
ハセベ
それにしても僕はサーフィンってあまりやったことないけど、すごくおもしろそうだね。
SHIHO
楽しいですよ。海って人間を浄化してくれると思う。波にもまれると全部が洗い流されるし、体調も整うし、心の中のモヤモヤしたものがなくなって、精神的にも鍛えられる。あとおもしろいのが、波って、自我が出過ぎると乗せてくれないんです。でも波に寄り添うとびっくりするくらい乗れちゃうんです。
ハセベ
以前この対談でジェリー・ロペスさんをゲストに招いたことがあるんだけど、彼も同じようなことを言ってたなあ。波は地球のバイブで、それに合わせることが大切だって。やっぱり環境がヤバイっていうのはみんなもう十分に認知していて、今は次の過程にいく時代なんだよね。環境を考えたうえで、ライフスタイルとか健康を通してどう自然に接していくか、と。
SHIHO
そうですよね。でも思うのが、「自然がヤバイ」というのは人間にとってヤバイのであって。地球の歴史を振り返ると今まで温暖期もあったし氷河期もあった。長い目で見ると、通過すべき時期なんじゃないかと思うんです。ではそのうえで考えるべきなのは、今後どうやって自然と共存していくか。人間は自然の中の一部であってそれを忘れないように、と。それを私は海を通して学んだので、恩返しではありませんが、「ONENESS! project」を通じて伝えていけたらいいなと思っています。
ハセベ
すごく素敵だね。それにしても今までこういうイベントって、年配の人がやっているイメージがあったなあ、例えば黒柳徹子さんとか。
SHIHO
私、黒柳さん憧れているんですよ。職業名より、名前で責任をもって生きているイメージです。
ハセベ
次はどんなことをしようと思っているの?
SHIHO
今後も季節ごとに楽しめることをいろいろやりたいと思っています。四季は日本のよさだし、そこに触れつつ自然や人にやさしい取り組みなど、どんなことにも積極的に参加したい。「楽しむこと」と「守る」ことを両立するのが理想です。すでに社会貢献している団体とのコラボ企画もいいですよね。
●しほ
1976年生まれ。17歳でモデルデビューし、若い女性のファッションリーダーとして絶大な人気を集めている。今春からは、自然に感謝し自然と人が共存するためのチャリティプロジェクト「ONENE SS! project」を立ち上げ、さまざまな活動を展開している。自身がプロデュースを手掛けた洋服が「ルボンディール・冬号」(千趣会)にて、9月22日から発売開始。http://www.shihomagazine.com/(オフィシャルホームページ)、http://www.onenessproje ct.jp/(ONENESS! project公式サイト)
●ハセベ ケン
渋谷区議会議員、NPO法人green bird代表。
1972年3月東京都渋谷区神宮前に生まれる。専修大学商学部卒業。2002年に広告代理店(株)博報堂を退社。その後、ゴミ問題に関するNPO法人green birdを2003年1月に設立。原宿・表参道を中心にゴミのポイ捨てに関するプロモーション活動を開始する。2003年4月に渋谷区議に当選。現在、渋谷区議会議員・無所属。
ハセベケン事務所ホームページ