(『ソトコト』 2005年2月号掲載)
毎回15人以上参加。そうじは週に2回きっちり、それも朝の7時半から。それだけじゃなく飲み会やフットサルも旺盛にやってます。集まってくるのは学生、サラリーマン、フリーでやってる人、大きな企業の結構エライ人。元祖もビビる盛り上がり、green bird福岡支部に、ハセベケンが行って来ました。

ハセベ:
木下さんじゃ感じ出ないから、いつもみたいにニックネームの“あんちゃん”でいいよね。ぼくが会社をやめることを決めたのは、福岡の支社に赴任しているときだったんだけど、福岡時代はほんとよく遊んだよね、あんちゃんとは。で、そでぼくがgreen bireの活動をはじめるという話をしたときに、すごく盛り上がってくれて。

木下:
ぼくもこっちでやるよってね。2003年の10月6日が1回目のそうじ。それから1年と少したって、今では最低15人くらいは来てくれてる。

ハセベ:
それも朝7時半からだからね、週2回。あんちゃんは皆勤だっていうじゃない。それはスゴイよね。でも福岡は成功するだろうな、って予想していたんだ。コア・コミュニティのサイズがちょうどいいし、東京都比べると、共同体がまだまだちゃんと機能しているんだよね。それにそうじの場所も天神地区、みんなが働きに来るビジネス外で遊びに来る繁華街。朝早く集まれば、その後仕事にもいけるし。

木下:
まあぼくは本職が広告制作で、イベントプロモーションなどは元来得意だし、フットワークもいいつもりだし、その辺はうまくやれてるなと思ってるんだ。女の子たちも働いてくれるし、学生も働いてくれる。福岡という街は、もともと勧告や台湾、中国っていう外国が近いでしょう。共同体がしっかりしていて、外から来る人たちも多くて、自然とボランティア精神みたいなもんがあるんだよね。

ハセベ:
なるほどね。でも福岡支部は楽しいよねえ。若い人たちもほんと、サークル感覚で面白がってるよね。まあ合コンの形の変わったのという言い方もできるよね。

木下:
それはあるかもね。だいたいダブルヘッダーだもの。前の晩に集まって飲み会やって、コアなメンバーは二次会、三次会で徹夜して、そのままそうじに行ったりしてるからね。

ハセベ:
邪悪じゃないコンパね。

木下:
そうだね、悪いことは考えないよね。

ハセベ:
でもついに愛を拾ったカップルが出たっていうじゃない!

木下:
そうなんだよ、これはうれしかった! 前からそういうカップルが出ないかなって、話していたもんね。

ハセベ:
東京ではまだなんだよ、green birdで第一号だね。

木下:
誇るべきだよね。あと福岡の特徴として、自然が身近にあるってことが大きい。やっぱり美しい自然に直接ふれうる機会が多いと、それを汚すような行為はどうだろうって強く感じる。去年の10月には「海掃除第1弾」として、「芥屋ビーチクリーン」、略して「芥屋ビーチク」ばしたとですよ。

ハセベ:
なるほど、ぼくらも富士山そうじとかやってるけど、身近にすごい大自然があるよね、福岡は。

木下:
仕事って、基本的に利益追求が目的になってしまう。会社の利益、自分の利益、それがシングル・レコードでいえばA面だと思うんだよ。それはそれでもちろん社会を形つくっているもので、大事なもの。でも、green birdの活動をはじめて、社会貢献という、別の形を体験して、あ、このB面もないとダメだな、ということがわかった。B面を知らなければ、A面は語れないって。7時半という自分を追い込んだ時間に設定して、できるかなあ、と正直思ったけれど、皆勤できてる。何とか立ち続けようと思うんだよね。

ハセベ:
なるほどね、やっぱり広告の仕事とかしていると、ものの見方が偏ってくることはあるよね。生活者の目線でものを見ようとはしているんだけど、仕事の仕方や時間帯や人とのつきあい方とか、どうしても広告って特殊な感じになってしまうじゃない。ぼくも会社をやめてはじめてわかったことがたくさんあるんだよ。

エネルギッシュな福岡支部は2003年10月設立。あんちゃんの本業のプランニングを活かし、トピックのある活動を展開し、わずか1年で300以上のメンバーをもつ熱いパフォーマンス団体に急成長を遂げた。その勢いは留まるところを知らずで、今後もいろんなコラボレート企画を進行中だとか。
福岡支部ホームページ:http://www.geocities.jp/greenbirdfukuoka/

木下:
ぼくもサラリーマンはやめて、独立したわけなんだけど、それとgreen birdの活動を始めたことが重なって、いまいろいろなことがわかって、自分に余裕ができて成長できたかな、って思えるB面の活動をしていることで、世の中にはいろいろな人がいるんだってことがわかったし。いろいろな人たちに届くメッセージを発信するためにはどうしたらいいか、いつも感があえてる。

ハセベ:
実際、福岡ではだいぶgreen birdは浸透してきているねえ。

木下:
変わってきたねえ、ぼく自信の環境も。国交省のキャンペーンの街の代表になったり、今までじゃ考えられないようなことをしてるし。PRに力を入れてきた1年間である程度の成果が得られたから、2年目にはいってこのついてきたパワーを落とさないように、そしてNPOとして資金運営のこととかをしっかりクリアしていかないと、と思ってる。

ハセベ:
そうだよねえ、NPOが必ず突き当たるのはその壁だしね。でも、長く続けていくのには必要な次世代が育っているのが心強いね、福岡支部は。

木下:
学生対はほんと頑張ってくれてる。世代が違っても、green birdの活動だときちんとパイプができるんだよね。

ハセベ:
ぼくは、将来歳をとってリタイアしたら福岡に住むのもいいかなあ、って思ってるんだ。そのときにはgreen birdは若い連中が引っ張ってて、ぼくとあんちゃんは「シルバーバード」を始めるってのはどう?

木下:
いいねえ、「プラチナバード」でもいいよ。

ハセベ:
「まだまだ君たちは青い」、とか言うの。

●ハセベ ケン
渋谷区議会議員/ NPO法人green bird代表
1972年3月東京都渋谷区神宮前に生まれる。専修大学商学部卒業。2002年に広告代理店(株)博報堂を退社。その後、ゴミ問題に関するNPO法人green birdを2003年1月に設立。原宿・表参道を中心にゴミのポイ捨てに関するプロモーション活動を開始する。2003年4月に渋谷区議に当選。現在、渋谷区議会議員・無所属(統一会派:未来の渋谷をつくる会)。 ハセベケン事務所ホームページ: http://www.hasebeken.net/

●木下真裕(きのしたまさひろ)
NPO法人 green bird福岡支部代表。通称あんちゃん。1971年福岡県生まれ。福岡大学工学部機械科卒業。ゼネコン〜広告企画制作会社を経て03年に広告のプランニング、プロデュースやイベント企画などを中心業務とする、有限会社アッセを立ち上げる。代表の「ハセベケン」とは彼が博報堂九州支社にいた時に同じマスコミ業界で同じ歳というきっかけから「熱い男」同士馬があい、焼酎の飲み方も伝授した仲。

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