区長答弁


議長 松岡定俊 「桑原区長」

区長 桑原敏武 「無所属 長谷部健議員の質問にお答えをしたいと存じます。」

 渋谷駅周辺の現況と将来について、この元気がない、そういう渋谷の現状にお触れになって、さらにはスクラップ&ビルドということで、さらに再開発が進まなければ大変見劣りのする渋谷になっていくんじゃないかということでご提言を頂いた、このように思っております。

 確かに、あの工事が進んでいく為には16年かかると、こういうふうに言われておりまして、最短でも16年ですから、その間、来街者をひきつけていくまちであるためにはどうするかということがいつも問われているというふうに私、思っている次第でございます。

 その時に、今の提案を聞いておりますと、やはり非常に鋭い、またフレッシュな感覚でご提言であったと思いますけれど、困っている人がいたら手を貸そうというような発信もされて、どちらかといえば人々に共感を持って頂けるような福祉のまちというような感じを受けるんですよね。私はそういうこと地震は否定をしないんですけれども、それだけですとまた誰でもまねをする、あるいはそれだけですと、やはり強い発進力にはなっていかないじゃないかというような感じを受けざるを得ないんです。

 私が、やはりこれから渋谷が持っていかなくちゃならない、それはやはり生活文化をどのようにここに集積して、どのようにこれを発信していくことができるか、その時に私は、ファッション、デザインだと、こういう風に申し上げたり、あるいは伝統文化の継承である能や歌舞伎、そういったものを渋谷のこの大和田の小ホールから伝統ホールから発信できないものか、このようなことを思ったり、あるいは映像文化、情報文化のそういうものの集積場に相成らないか。言うならば、渋谷というよりも、外国の人々を意識においている訳ですけども、そういう人たちが一番知りたいことは何かと言いますと、やはり日本の生活文化を知りたいということが多いようでございますね。ですから練馬の大根を調理の仕方に至るまで、引き抜いてから調理にするまでが、それが絵になったり、体験したり、そういうことに結びついているんじゃないか。

 そうしますと、やはり基本は日本の固有の伝統文化、そういうものをどういう風に掘り起こして、これを進めていくかということであろうと思いますし、一方では、若い人の手を借りて、これも2月にイベントがございましたよね。ああいう様々な活動をしながら、この渋谷に目を向けさせる、そういう努力が必要になってくる。その中では、1つのご提言としては、確かに耳を傾けるものがありますけれど、それだけではやはり渋谷がこれならいいということはなかなか難しいかな、そういうようなことを感じた次第でございます。失礼かも知れません。しかし、確かにこういう前向きに新しいフレッシュな提言というのはなかなか得難いことでございまして、私はそのことについては尊重させて頂きたい、このように思っている次第でございます。

 今までの渋谷の発展というのは、どちらかといえば、無計画に膨張してきた、そういうような感じがしてございます。今は、意識的にまちづくりを計画していかなくては生き残れない、そういう段階にきているんじゃないか。そういう面では、みんなの周知を集めて、やはり渋谷の固有文化を発信していく、そういう視点に立った方が良いんじゃないか、私はそのようなことを思ってございます。今、申されましたことは、大変ヒューマンなまちづくりの為には、大切なことだと思っておりますけど、それに加えて、さらにもう1つ、もう1手というやつをまたご提言して頂けるとありがたいな、このようなことを思っております。

 それから、もう1つは、デザイン図書館のご提言をされたと思います。私、私どももちょっと打つ手が遅れたかなと思いますのは、川本喜八郎さん、これはやはりすぐれた美術作家だと、このように思っております。私ども、ちょっと手遅れをした為に、とうとうお亡くなりになった訳でございます。

 その中で、私は、このことを川本喜八郎さんに生前から、その作品を私ども、引き継いで、これをまた発信していきたいと、そのような気持ちを持ったものですから、それだけではなくて、それに伴っての「三国志」とか、あるいは「平家物語」とか、そういうものも一体となってここでやっていくならば、長くここを活用できるんじゃないか、このように思ったということでございます。

 今、おっしゃったファッションの専門のといいますと、今、文化服装学園、文化学園には、ここには服飾博物館があるんです。ここには素晴らしい、よそではなかなか見られない服飾が全部揃っていると思いますし、海外のものも揃っている。そういうものがございますし、同時にそこには蔵書等も、よそでは見られない蔵書がたくさんあるんですよね。私は、そういうものをどういうふうに皆さんに見て頂けるか、そういう努力をすることの方が大切じゃないか。あるいは、そこへ持ってくるということもあるかも知れません、私どもの文化総合センターの中へ持ち込んで、色々とそれを展示して頂くちうこともあるかも知れませんけれども、まずはこれはこれとして有効に文化服装学院の服飾博物館を有効に使っていくということで、両方が成り立つようなことを考えて頂ければありがたいな、このように思っている次第でございます。

 最後に、観光案内所を渋谷がつくってはどうかということでございますけれども、このことにつきましては、商工会議所の提言をもっている訳です。このことをやっていかなくちゃならない。その時にどういうふうにやろうかという具体的な案はまだ出てきておりません。私どもは、そういう面では、このことについて、道玄坂の理事長さんがそのことを役分担されていらっしゃるようですけれども、私は、そういうことについては、渋谷区だけではなくて、民間の主導でそういうものをやっていった方が、より弾力的で、長谷部議員みたいに、よりすばらしい発想のもとにこれが出来ていくんじゃないか。それを我々がカバーするものがあれば、それは色々と色々な所との接点を持っているということですから、そういう接点を活用しながら、これをこれから商工会議所としての考え方、あるいはまちとしての考え方を全部寄せ集めていいものにしていけばいいんじゃないか、そのように思っている次第でございます。その手始めが、とりあえずはマップづくりからひとつ連携で考えたらどうだ、そのようなことを思っている次第でございます。これからそのことについては、また作っていこうと思っておりますので、どうぞひとつご理解を頂きたいと思っています。
以上、答弁といたします。

議長 松岡定俊 「十一番長谷部健議員」
十一番 長谷部健
ちょっと、申し上げたことが、時間が短くてちゃんと伝わり切っていないかなと思うんですが、おっしゃっていることと、僕、まったく同じなんです。手を貸せばいいということだけを行政が宣言しようとしていることじゃなくて、今まで、流行、文化を作ってきた民間と一緒に手を組んで、もっとこれから新しい渋谷の価値を街でつくっていこう。だから一緒なんです。多分、伝え方がこの時間じゃ難しくて、ボードだけでも難しいんです。是非、そのDVDを見て頂くと、そこから僕がどうインスパイアされたかということも分かると思います。お忙しいとは思うんですが、区長の福祉的な視点についても絶対にいい力になる資料だと思いますので、是非ご覧になって下さい。

 今日、大トリなので、大高教育院長に敬意を表してというか、生まれて初めてなんですけれど、僕も一句詠んでみようかと思います。
(「笑われるなよ!」のヤジあり)
いやいや、初めて読むので、本当、恥ずかしものなんですけど、俳句になっているかどうかは不安ではあります。
(「ちゃんと季語入れろよ、季語を!」のヤジあり)
『俺の夢、春待つ息吹、今まさに。俺の夢、春待つ息吹、今まさに。』
今質問した思いだったり、いろんな企業、今何かしなきゃいけないというふうに色んな人が思っています。今は冬かもしれませんが、春をまつ息吹のように、わさわさと出てきているんです。是非、区長には、そこに暖かい風を送って頂いて、それが芽が出て、花が咲く様に、是非やっていただければと思います。

 以上をもって、質問を終わります。ご清聴ありがとうございます。

議長 松岡定俊 以上をもって、区政一般に関する質問を終わります。



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